しずおか文化のページ 伊豆文学フェスティバル 第23回伊豆文学賞入賞作品決定

令和2年1月14日更新

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第23回伊豆文学賞入賞作品決定


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 文学のふるさと伊豆・東部をはじめ静岡県内を題材とする文学作品を公募した第23回伊豆文学賞の入賞作品が次のとおり決定しました。
 表彰式は、3月8日(日)に沼津市のプラサヴェルデで「伊豆文学フェスティバル」として開催します。表彰式の後には、「伊豆文学塾」をあわせて行います。(「伊豆文学フェスティバル」の詳細はこちら


1 審査結果  (入賞作品のあらすじはこちら)

◆小説・随筆・紀行文部門
作品名(種別) 氏 名
(筆名)
居住地
最優秀賞
ナナカマドの にわ (小説)
鈴木すずき   ヤスノリ
田方郡函南町
優 秀 賞
ボンネットバスと はし った 天城あまぎ とうげ いバスの 変遷へんせん )(随筆)
多賀たが   多津子たづこ
福岡県福岡市
佳  作
坦庵先生たんあんせんせい とパン(小説)
逆瀬川さかせがわ   わたる
兵庫県宝塚市
はぐれ がり (小説)
戸川とがわ   桜良さくら
東京都墨田区
◆メッセージ部門
作品名 氏 名
(筆名)
居住地
最優秀賞
つな がらない 記憶きおく
濱中はまなか   晶子あきこ
東京都練馬区
優 秀 賞
金木犀きんもくせい
天野あまの 有美ゆみ
埼玉県所沢市
二俣線ふたまたせん天浜線てんはません いで
鈴木すずき  よし
浜松市中区
無形むけい宝物たからもの
宮澤みやざわ   典子のりこ
三島市
鹿島かしまなつ
あがた   千晶ちあき
浜松市北区
北遠州きたえんしゅう 天空てんくうさと
榎本えのもと   政夫まさお
田方郡函南町
特別奨励賞
一歩いっぽ
柿原かきはら   綾乃あやの
浜松市西区

2 最優秀賞受賞者のコメント

◆小説・随筆・紀行文部門  鈴木すずき ヤスノリ
【受賞の知らせを聞いて】
 新年早々の夕暮れ時、家族も待つ席で、大変ありがたい朗報をいただく機会に恵まれ、忘れえぬ一日となりました。長年温めてきた作品世界でした。富士をのぞむ駿河湾最奥の風景や古き花市場の日々が活字となり、伊豆文学の書棚に仲間入りをさせて頂くことに限りない喜びを感じています。ありがとうございました。

【応募の動機、静岡県との関わり】
 駿河湾の最奥、海抜0mから標高3776mの高嶺に連なる風景は、幼少期から慣れ親しんだ風景ですが、眺める度ごとに新たな気づきをもたらしてくれるような気がして、作品のインスピレーションにつながりました。

【作品に込めた思い】
 スポーツ推薦で入学したはずが、そのスポーツを失うことで挫折感を味わうことになった高校生、耕介。彼はどんな気づきを得て、新たな一歩を踏み出せるのか。今はない古き花市場での体験をベースに、伊豆文学の一作品になればという思いで書きました。
◆メッセージ部門  濱中はまなか 晶子あきこ
【受賞の知らせを聞いて】
 家族がいるところで、何気なく封をきりました。息が止まり、声が出ませんでした。息子が代わりに声を出して読んでくれました。

【応募の動機、静岡県との関わり】
 単なる観光案内にならない、伊豆の紹介という一文にひかれました。両親が毎年連れていってくれました。

【作品に込めた思い】
 家族ひとりひとりが、それぞれに持つ伊豆の思い出。いつの夏なのか、どこの海水浴場なのか全て不明だが、それぞれがまちがいなく素晴らしい伊豆の夏の海。

 最優秀賞作品についての審査員コメント


(1) 小説・随筆・紀行文部門
 親からも先生からも距離を持たれている落ちこぼれのような高校生が、夏休みのアルバイトで体験した花市場に集まってくる大人たちの表面と内面と過去を知ることによって全然違う若者として二学期に向かっていく流れが、情熱的で納得できる良い作品。

(2) メッセージ部門
 
 父の運転での伊豆旅行の中の、“弟”や“おばあちゃん”のさりげない存在感、“父が踏みつけたカニ”への気持、“ハイビスカスのついた黄色いビーチサンダル”の顛末、それらをつつみ込む“伊豆の海”などへの作者の記憶が、ポキ、ポキとした個性的な文章のはこびと、独特の色彩感によって、瑞々しく伝わってくる作品だった。

4 審査員

(1) 小説・随筆・紀行文部門
三木 卓 (作家、第69回芥川賞受賞・日本芸術院会員)
(作家、第87回直木賞受賞)
嵐山 光三郎 (作家、第58回読売文学賞受賞)
太田 治子 (作家、第1回坪田譲治文学賞受賞)
(2) メッセージ部門
  (作家、第87回直木賞受賞)
諸田 玲子 (作家、第26回新田次郎文学賞受賞)
中村 直美 (株式会社交通新聞社 常務取締役 第2出版事業部長)

 賞

◆小説・随筆・紀行文部門
  最優秀賞  賞金  100万円
  優秀賞  賞金 20万円
  佳 作  賞金 5万円

◆メッセージ部門
  最優秀賞  賞金    5万円
  優秀賞  賞金 1万円

 募集結果

(1) 応募総数 267編
(小説157編、随筆39編、紀行文11編、メッセージ60編)

(2) 年代別応募数
年代 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 不詳 合計
小説等 1 5 14 11 39 49 60 20 3 5 207
メッセージ 4 2 6 6 10 12 18 2 0 0 60
合 計 5 7 20 17 49 61 78 22 3 5 267
(3) 居住地別応募数
居住地 静岡県 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 愛知県 その他
道府県
海外
小説等 98 30 17 8 6 11 36 1
メッセージ 34 7 3 1 0 3 12 0
合 計 132 37 20 9 6 14 48 1

7  入賞作品のあらすじ ←クリックすると「あらすじ」ページを表示できます。

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