しずおか文化のページ伊豆文学フェスティバル第20回伊豆文学賞入賞作品決定

平成29年1月31日 更新

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第20回伊豆文学賞入賞作品決定


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 文学のふるさと伊豆・東部をはじめ静岡県内を題材とした文学作品を公募、審査した第20回伊豆文学賞の入賞作品が次のとおり決定しました。
 表彰式は、3月5日(日)に伊豆市の修善寺生きいきプラザで開催します。表彰式の後には、「伊豆文学塾」をあわせて行います。内容は、伊豆文学賞の審査員を務める作家の村松友視さん、嵐山光三郎さん、太田治子さんによる文学座談会です。 (「伊豆文学フェスティバル」の案内はこちら


1 審査結果  (入賞作品のあらすじはこちら)

◆小説・随筆・紀行文部門
作品名(種別) 氏 名
(筆名)
居住地
最優秀賞
あたみざんしょう
熱海残照(小説)
 なかお   ち え こ
中尾 千恵子
 なかお  ち え こ
(中尾 ちゑこ)
静岡県熱海市
優 秀 賞
すみやしょうねん
炭焼きの少年(小説)
 せ と  けいじ
瀬戸 敬司
静岡県裾野市
佳  作
おしろいばな
白粉花(小説)
すぎやま さなえ
杉山 早苗
静岡県御殿場市
そまびともり
杣人の森(小説)
 つくだ ひろゆき
佃 弘行
 つくだ ひろゆき
(佃 弘之)
愛知県名古屋市
◆メッセージ部門
作品名 氏 名
(筆名)
居住地
最優秀賞
おけがやぬまよ あ
桶ヶ谷沼の夜明け
みやじ  たかお
宮司 孝男
静岡県湖西市
優 秀 賞
ぬまづ  しんかいぎょ
沼津と深海魚
すずき  たかもり
鈴木 敬盛
静岡県
駿東郡長泉町
あき ほうらいばし
秋、蓬莱橋から
いむら
井村 たづ子
静岡県菊川市
おくするがわん
奥駿河湾
 まの
眞野さん(高校生)
静岡県沼津市
こうせつ  はまなこ
降雪、浜名湖
*本名非公表
  しみず  ひろむ
(清水 広六)
静岡県湖西市
  トレジャー アイランド
Treasure island
おかの
岡野さん(中学生)
静岡県
静岡市駿河区

(メッセージ部門特別賞) 
学校名 内容
学校奨励賞
沼津市立沼津高等学校
応募多数

2 最優秀賞受賞者のコメント

◆小説・随筆・紀行文部門  中尾 ちゑこ (本名 中尾 千恵子)
【受賞の知らせを聞いて】
 本当に驚いた、嬉しい。今回で4回目だったが、書くことが好きなので、諦めずに応募していた。今までとはテーマを変えて、身近なものにしたのがよかったのかもしれない。まず、家族や友人に受賞したことを伝えたい。

【伊豆文学賞応募の動機や静岡県とのかかわり】
 浜松の高校卒業後、大学は関西、仕事場は東京と約40年間は県外が生活の基盤だった。袋井市に住む両親の死をきっかけに再び静岡県民となり、熱海と東京を往復している。7年前熱海図書館で伊豆文学賞を知り、受賞に憧れていた。

【作品に込めた思い】
 人は何歳になっても変わることができ、ささやかなスタートラインに立つことができる。老年になってさえ年齢に応じた輝き方がある。熱海という特殊な風土、風俗を織り交ぜ、平凡な生活の中で生から死に向かう命のありようを伝えたいと思う。
◆メッセージ部門  宮司 孝男 (本名)
【受賞の知らせを聞いて】
 今回、6年続けての入賞ということになりましたが、そのたびに県内の魅力ある場所などについて私なりに伝えることが出きた気がします。今回は磐田市の桶ヶ谷沼のことを書きました。知らない方はぜひ訪ねてみてください。

【伊豆文学賞応募の動機や静岡県とのかかわり】
 静岡県にずっと住んでいて、その中で私が知っている魅力のあるところ、ことなどを人に伝えたい。

【作品に込めた思い】
 桶ヶ谷沼のトンボと周辺の悠久の時間を書いてみたかった。

 最優秀賞作品についての審査員コメント


◆小説・随筆・紀行文部門
 審査をしていく中で、最後の1つを選ぶのが難しかった。全体のレベルが高いということ。応募作品は力作揃いだったし、技術的にも高いものがあったのではないかと思う。

◆メッセージ部門
 
 若い作者が二人優秀賞に残ったのは、この賞の将来にとって明るい兆しだ。幼さゆえに書き足りぬ隙間に魅力があったり、文章にたけるゆえに起きる勇み足的な部分など、清々しさと熟成のあんばいは、むずかしいテーマだと思わされた。
 最優秀賞の「桶ヶ谷沼の夜明け」は、朝が明けていく情景、蜻蛉が次々と姿をあらわす光景が、読後の余韻としてあざやかに目に残る作品だった。

4 審査員

◆小説・随筆・紀行文部門
三木 卓 (作家、第69回芥川賞受賞、日本芸術院会員)
村松 友視 (作家、第87回直木賞受賞)
嵐山 光三郎 (作家、第58回読売文学賞受賞)
太田 治子 (作家、第1回坪田譲治文学賞受賞)
◆メッセージ部門
  村松 友視 (作家、第87回直木賞受賞)
清水 眞砂子 (翻訳家、児童文学評論家)
中村 直美 (株式会社交通新聞社第2出版事業部事業部長)

 賞

◆小説・随筆・紀行文部門
  最優秀賞  賞金  100万円
  優秀賞  賞金 20万円
  佳 作  賞金 5万円

◆メッセージ部門
  最優秀賞  賞金    5万円
  優秀賞  賞金 1万円

 募集結果


◆応募総数 410編
(小説166編、随筆36編、紀行文11編、メッセージ197編)

◆年代別応募数
年代 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代 不詳 合計
小説等 16 22 35 63 39 19 213
メッセージ 142 13 17 12 197
合 計 147 19 35 42 80 51 19 410
◆居住地別応募数
居住地 静岡県 東京都 神奈川県 埼玉県 愛知県 その他 海外
小説等 105 30 22 42
メッセージ 173 13
合 計 278 34 27 55

7  入賞作品のあらすじ ←クリックすると「あらすじ」ページを表示できます。

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