しずおか文化のページ伊豆文学フェスティバル第16回伊豆文学賞入賞作品決定

平成25年1月21日 更新

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第16回伊豆文学賞入賞作品決定


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 文学のふるさと伊豆・東部をはじめ静岡県内を題材とする文学作品を公募した第16回伊豆文学賞の入賞作品が次のとおり決定しました。
 表彰式は3月3日(日)に、に伊豆市湯ヶ島の天城会館ホールでの「伊豆文学フェスティバル」として開催します。表彰式の後には、「伊豆文学塾」を併せて行います。 内容は、伊豆文学賞の審査員を務める作家の村松友視 さん、 嵐 山 光 三 郎 さん、太 田 治 子 さんによる文学座談会です。
 フェスティバルの当日には、伊豆市の主催による関連イベント「伊豆文学散歩」も行われます。
「伊豆文学フェスティバル」の案内はこちら


1 審査結果  (入賞作品のあらすじはこちら)

◆小説・随筆・紀行文部門
作品名(部門) 氏 名 居住地
最優秀賞
     しんちゃ
ばあば新茶マラソンをとぶ(小説)
こうの もとき
鴻野 元希
静岡県掛川市
優 秀 賞
じゅういちがつ なつ
十一月の夏みかん(小説)
いわもと かずひろ
岩本 和博
東京都日野市
佳  作
うみしみ(小説)
かざきり
風霧みぞれ(筆名)
静岡県浜松市南区
 よへい  にっき  ある
「与平の日記」を歩く(紀行文)
さいとう ひさし
斎藤 久
静岡県富士市
 
◆メッセージ部門
作品名(部門) 氏 名 居住地
最優秀賞
浜名湖一周の旅
ますだ みずほ
増田 瑞穂
静岡県湖西市
優 秀 賞
藤枝大祭
うんの あおい
海野 葵
静岡県藤枝市
天城峠
しが こういち
志賀 幸一
静岡県浜松市中区
伊豆は巨樹王国
かわむら ひとし
川村 均
神奈川県横浜市
湖西焼き物考
みやじ たかお
宮司 孝男
静岡県湖西市
やがて静かに海は終わる
しみず
清水 きよし(筆名)
静岡県湖西市
 
(メッセージ特別賞) 
学 校 名 内 容
学校奨励賞 静岡県立御殿場高等学校 応募多数

2 最優秀賞受賞者のコメント

◆小説・随筆・紀行文部門 小説「ばあば新茶マラソンをとぶ」 鴻野 元希
【受賞の知らせを聞いて】
 とても嬉しく思います。前回、優秀賞だったのでチャレンジし続けてきました。今回、良いめぐり会いと良い題材が得られてラッキーでした。諦めず、コツコツ書き続けてきた甲斐がありました。
【伊豆文学賞応募の動機や静岡県とのかかわり】
 経済優先の世の中で、文化的なものに目を向け、それを育もうとしている、静岡県の文化行政に心から感動しています。そうした政策に少しでも関わることができればと、勇を鼓して、拙い小説を毎年応募しています。
【作品にこめた思い】
 マラソンを人生に準えることはよくあります。自分も市民ランナーとしてレースを 楽しんでいます。その中で出会った一人の女性ランナー(現在76歳)の生き方をヒントに、走ることの楽しさや苦しさをその人生とオーバーラップさせて書いてみました。
◆メッセージ部門 「浜名湖一周の旅」 増田 瑞穂
【受賞の知らせを聞いて】
 嬉しくて感動しました。いつも暮らしていて、身近な存在である浜名湖を題材に書いてみました。父が亡くなったことを活字に残しておこうと思い、この作品を書きましたが、最優秀賞を受賞できて、本当に良かったです。
【伊豆文学賞応募の動機や静岡県とのかかわり】
 昨年は、「湖西連峰の山寺跡」で優秀賞をいただきました。今年も、自分の生活の身近なところにある場所を題材に、書こうと思いました。生まれてからずっと、静岡県西部でくらしています。
【作品にこめた思い】
 幼い頃、果たせなかった浜名湖一周の夢の実現と、亡き父が愛してやまなかった浜名湖の魅力を知るために、自転車で旅をしました。車で通過してしまうのではなく、自転車だったからこそ、判ることがありました。

 最優秀賞作品についての審査員コメント


◆小説・随筆・紀行文部門
 今回は、ディテールの書き方などに魅力の多い作品が集まった。一見軽妙ながら、汲みとるものがある作品が上位に入ったことはいい傾向である。少し昔の時代や、歴史の中のある一部分に焦点を当てて、自分の経験が通じる範囲で書くことで作品として成立し、読む者の共感を呼ぶ作品が選ばれた。
 最優秀賞の「ばあば新茶マラソンをとぶ」について、マラソンを人生にたとえる作品は多いが、ありきたりな展開でないところがいい。主人公の心と身体のありようが見事に一致して描かれ、孫娘とのやり取りも現実性がある。単なるハッピーエンドでなくて感激させる構成力があり、そのままでドラマにもなる作品である。
◆メッセージ部門
 
 メッセージ部門3回目の審査となり、この部門の作品として落ち着いた文章が多くなったと感じた。文章が短い入門編としてはいるが、文章力と、テーマに対するこだわり、そこにメッセージ力を加える必要がある。決して簡単ではないが、入賞した作品は、その力を持っていた。
 最優秀賞の「浜名湖一周の旅」は、サイクリングを一緒にしているように臨場感が豊かで、景色が浮かぶところが多い。家族で出かけただけの話ではなく、リアリティーを感じさせてくれる。

4 審査員

◆小説・随筆・紀行文部門
三木 卓 (第69回芥川賞、日本芸術院会員)
  村松友視 (第87回直木賞)
(第58回読売文学賞)
(第1回坪田譲治文学賞)
◆メッセージ部門
  村松友視 (第87回直木賞)
清水眞砂子 (翻訳者・児童文学評論家)
中 村 直 美 (株式会社交通新聞社第1出版事業部編集部長)

 賞

◆小説・随筆・紀行文部門
  最優秀賞 賞金  100万円
  優秀賞 賞金 20万円
  佳 作 賞金 5万円

◆メッセージ部門
  最優秀賞 賞金    5万円
  優秀賞 賞金 1万円

 募集結果

  ◆応募総数 475編
(小説204編、随筆37編、紀行文14編、メッセージ220編)
  ◆年代別応募数
年代 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 不詳
小説等 6 6 16 27 68 80 40 10 2
メッセージ 178 2 4 6 7 16 6 1 0
184 8 20 33 75 96 46 11 2
◆居住地別応募数
居住地 静岡県 東京都 神奈川県 埼玉県 愛知県 その他 海外
小説等 127 31 30 10 5 49 3
メッセージ 205 2 5 2 0 6 0
332 33 35 12 5 55 3

7  入賞作品 ←クリックすると「あらすじ」ページを表示できます。

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